第6問
正解例：問題図より▲８四金（1図）△同玉▲７五銀△９五玉▲９六金（2図）△同竜▲８五歩△８六香▲８四銀打△同歩▲同銀（3図）まで
ぱっと見ると▲９一飛を打ちたくなるが（以下△９二歩▲同飛成△同玉▲８四桂以下長手数ながら詰み）、もっと簡単に詰ませることができる。
それが▲８四金（1図）で、
※△同歩だと▲８三金まで
※△８二玉（△９二玉）だと▲８三角成以下詰み
なので△同玉とするしかない。
そこで▲７五銀として、△９五玉の一手に（△９三玉は▲８四銀打以下詰み）▲９六金（2図）と好手を放つ。
この手は△同竜と取らせることによって▲８五歩のときに△９六玉と逃げる筋を消す意味がある。そうしておいて玉の逃げ道をふさぐとあとは簡単。
2図以下△同竜▲８五歩△８六香▲８四銀打△同歩▲同銀（3図）まで
持ち駒に飛車があるので▲９六金とせずに▲８四銀打△同歩▲同銀△同玉▲７五金（4図）としても詰む。
※△９三玉は▲９二飛まで
※△９五玉は▲８四銀まで
これ以外には初手▲９二金でも詰む。
※△８四玉は▲７五銀以下の詰み（正解手順参照）
そこで△同玉とすると▲８四桂（5図）と打つ。
※△９三玉は▲９二飛△８四玉▲９四飛成まで
※△９一玉は▲９二金まで
※△８一玉は▲９一飛以下詰み
なので△８二玉だが、▲９二飛△７一玉▲７二金△同金▲同飛成までの詰みとなる。
第7問
正解例：問題図より▲４二銀（1図）△同金▲同竜△同玉▲３四桂（2図）△５一玉▲４二金△６二玉▲７二金（3図）まで
３四の地点に桂馬が打てると気づくとこの筋を見つけやすかったと思う。
▲４二銀（1図）が鮮やかな手で△同金▲同竜△同玉まで一直線。
そこで▲３四桂（2図）と放ち見事に決まる。
※△３一玉（△３二玉）は▲２二金△４一玉▲４二金まで
なので△５一玉（△５二玉）だが７一のと金を生かして▲４二金で決まる。
2図以下△５一玉▲４二金△６二玉▲７二金（3図）まで
他には▲５一金（4図）からでも詰む。
※△３一玉は▲３二竜△同玉▲４一角△２二玉▲３一角以下詰み
なので△同玉とする。
そこで▲５二銀△４二玉▲３四桂△３一玉▲４一銀成（5図）となり、
※△２一玉は▲３二竜△同玉▲３一金まで
だから△同玉の一手に▲３二竜△同玉▲４一角から頭金で詰む。
第8問
正解例：問題図より▲１五香（1図）△同金▲２三銀打△同金▲同馬（2図）まで
実戦だと飛車を逃げたくなりそうだが、逃げなくてもあっさり詰む。
▲１五香（1図）がわかりやすく、
※△同玉は▲１六香まで
なので△同金の一手に▲２三銀打で決まる。
先に▲２三銀打でも詰む（△同金引は▲１五馬、△同金寄は▲１五香）。
1図以下△同金▲２三銀打△同金▲同馬（2図）まで
第9問
正解例：問題図より▲２三金（1図）△同金▲３一竜△３二金▲４二銀（2図）まで
▲２三金（1図）で△同金と取らせる（△４二玉は▲５一竜まで）ことによって▲３一竜と走ることができ、玉の逃げ道を断って▲４二銀（2図）で決まる。
1図以下△同金▲３一竜△３二金▲４二銀（2図）まで
実戦では△同金に何を思ったのか▲同歩成として△同玉（3図）となり勝ちを逃している。
第10問
正解例：問題図より▲２三銀（1図）△同金▲３二金△同玉▲４三馬△２二玉▲２一馬（2図）まで
▲２三銀（1図）として邪魔な３二の金を移動させることができればあとは難しくない。
△同金▲３二金に
※△１二玉は▲２一竜まで
なので△同玉だが▲４三馬〜２一馬であっさり決まる。
1図以下△同金▲３二金△同玉▲４三馬△２二玉▲２一馬（2図）まで
